Japan wins 4 out of 5 in Osaka International Challenge

Rie ETO/Yu WAKITA (photo provided by Tricky Pandas)

大阪インターナショナルチャレンジ決勝、5種目中4種目を日本勢が制したが、このうち女子ダブルスでは、ナショナルチーム、ナショナルバックアップチームのいずれにも属さない脇田侑・江藤理恵組が、全試合ストレート勝ちで初優勝を飾った

脇田・江藤組は、ナショナル以外の選手のエントリーが認められる下位大会を中心に自費参加で海外転戦を続け、2011年初め、世界ランクを最高13位まで引き上げた実績がある。今年は、イランインターナショナルチャレンジ(2月)で優勝、ベトナムインターナショナルチャレンジ(3月)でベスト4の成績を収めている。その一方で、国内大会ではなかなか結果を残せず周囲の評価は二分していた。今回、国内開催の国際大会でタイトルを獲得したのを機に、さらなる飛躍につなげたいところだ

Women's Singles Champ, Sayaka TAKAHASHI (photo provided by herself)

インドネシアのリッキー・ウィディアント/プスピタ・リチ・ディリ組が制した混合ダブルスを除く残り3種目は、いずれもナショナルバックアップチームのメンバーに栄冠。そのうち女子シングルスの髙橋沙也加選手は今年、2月のオーストリアインターナショナルチャレンジに次ぐ国際大会2勝目となった

一方、ロンドン五輪出場権を争う、同時期に開催されたオーストラリアオープングランプリ(GP)ゴールド参戦組以外のナショナルチームメンバーは今大会振るわず。新たにナショナルに加入した若手2人、桃田賢斗選手と奥原希望選手から、最近までオリンピックレースのため海外を転戦していた主力の山田和司選手と数野健太・廣部好輝組まで、誰も優勝に届かなかった

なお今年の大会には、東日本大震災直後で外国選手の出場見送りが相次いだ昨年と異なり、日本のほか中国、韓国、マカオ、台湾、インドネシア、マレーシア、タイ、シンガポール、フィリピン、モンゴル、イラン、イタリア、トリニダドトバゴが選手を派遣してきた

各種目決勝の結果

【男子シングルス】 山田和司(世界29位)〈不戦勝〉坂井一将(世界86位)※山田選手が負傷により棄権

【女子シングルス】 髙橋沙也加(世界108位)〈22-20,21-19〉橋本由衣

【男子ダブルス】 園田啓悟・嘉村健士(世界133位)〈21-17,21-23,21-18〉アグリピンナ・プリマ・ラーマント・プトラ/ギデオン・マーカス・フェルナルディ(インドネシア、世界39位)

【女子ダブルス】 脇田侑・江藤理恵(世界81位)〈21-18,21-12〉與猶くるみ・福万尚子(世界97位)

【混合ダブルス】 リッキー・ウィディアント/プスピタ・リチ・ディリ(インドネシア、世界118位)〈21-15,21-19〉嘉村健士・米元小春

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