マカオオープングランプリ(GP)ゴールドが開催されている。この大会はとりわけ、スーパーシリーズ(SS)ファイナル(12月14~18日)への出場権を逃した、オリンピックレースを戦う選手にとって重要な意味合いを持つ
各種目、上位8選手/ペアのみで争われるSSファイナルでは、出場選手に6050ポイント(ベスト8)以上のランキングポイントが約束される。このため出場できない選手はその差を埋めるのに、同時期に開催されるマカオオープンで可能なかぎり多くのポイントを稼いでおく必要がある。ただ、SSファイナルより2つ下位の大会であるGPゴールドで同等のポイントを得るには、準優勝(5950ポイント)以上の結果を残さなければならない
日本選手で見ると、全日本総合選手権や日本リーグといった重要な国内大会を控え、年末の国際大会出場が制限されることから、とりわけ、◆女子シングルスの廣瀬栄理子選手と後藤愛選手◆男子ダブルスの早川賢一・遠藤大由組と佐藤翔治・川前直樹組◆女子ダブルスの末綱聡子・前田美順組◆混合ダブルスの佐藤翔治・松尾静香組――にとって、オリンピックレースの生き残りをかけ、これまで以上にランキングポイントにつながる結果が求められる大会となる
11月30日に行われた男子シングルス2回戦、その他4種目1回戦での日本選手の結果
【男子シングルス】 田児賢一(世界17位)〈21-13,21-16〉プラソジョ・アディ・アンドリアヌス(シンガポール、世界189位)、ソン・ワンホ(韓国、世界21位)〈16-21,21-17,21-14〉桃田賢斗(世界238位)
【女子シングルス】 佐藤冴香(世界15位)〈15-21,21-15,21-13〉ツェ・インシュー(香港、世界64位)、廣瀬栄理子(世界20位)〈21-13,21-10〉ティー・ジンイ(マレーシア、世界63位)、後藤愛(世界22位)〈21-13,21-15〉ニコル・グレザー(カナダ、世界49位)、ワン・シーシャン(中国、世界2位)〈21-19,21-11〉三谷美菜津(世界34位)、リ・シュエリ(中国、世界13位)〈17-21,22-20,21-6〉今別府香里(世界36位)
【男子ダブルス】 早川賢一・遠藤大由組(世界12位)〈20-22,17-21〉リウ・シャオロン/チウ・ツィハン組(中国、世界16位)、佐藤翔治・川前直樹組(世界13位)〈21-16,21-7〉テン・シーフア/チェン・ポーウェイ組(台湾)
【女子ダブルス】 末綱聡子・前田美順組(世界5位)〈21-13,21-8〉グレース・ガオ/ジョイセリン・コー組(カナダ、世界34位)、松尾静香・内藤真実組(世界7位)〈21-5,21-9〉ヤウ・メイハ/アルバーティナ・ユージニア・デアシス組(マカオ)
【混合ダブルス】 佐藤翔治・松尾静香組(世界23位)〈12-21,25-27〉ユ・ヨンソン/チャン・イエナ組(韓国、世界39位)
ベスト8入りをかけた12月1日の日本選手の試合は以下の通り
【男子シングルス】 田児賢一(世界17位)対アラムシャ・ユヌス(インドネシア、世界31位)
【女子シングルス】 佐藤冴香(世界15位)対ハン・リ(中国※予選勝ち上がり)、ワン・シーシャン(中国、世界2位)対廣瀬栄理子(世界20位)、ポーンティップ・ブラナプラサーツク(タイ、世界12位)対後藤愛(世界22位)
【男子ダブルス】 佐藤翔治・川前直樹組(世界13位)対キム・ギジョン/シン・ベクチョル組(韓国、世界44位)
【女子ダブルス】 末綱聡子・前田美順組(世界5位)対ポーリエン・ヴァン・ドゥーレマレン/ロッテ・ジョナサンズ組(オランダ、世界21位)、松尾静香・内藤真実組(世界7位)対マリレン・ポウ・レン・グ/リム・インルー組(マレーシア、世界91位)