Yuta/Arisa brings home better medal than one over half-century ago

アジア競技大会・バドミントン競技の個人戦は7日に最終日を終え、渡辺勇大・東野有紗が優勝こそ逃すも、この種目では日本勢、半世紀ぶりのメダル獲得。そして、混合ダブルス決勝のコートに立った史上初の日本ペアとして足跡を残した

渡辺・東野はアジア大会に初めて出場した前回2018年、準々決勝でワン・イーリュ/ホワン・ドンピンと対戦し、ファイナルゲーム17-21で敗れメダルに手が届かなかった。あれから5年が経過した今回、準決勝でパートナーは異なるが、またホワン・ドンピンとぶつかり、逆にファイナルゲーム21-17で勝って、この種目では日本史上初となる決勝進出を決めた

決勝では、大会2連覇を狙う第1シードのツェン・スウェイ/ホワン・ヤチオンにストレートで敗れ、金メダルを手にすることはできなかった。ただ、日本勢の混合ダブルスでのメダル獲得は、1970年小島一平・竹中悦子の銅メダル以来、半世紀ぶり2度目。渡辺・東野はこの時を上回る銀メダルをもたらし、日本の混合ダブルスをまた一歩、前へ進めた

Yuta and Arisa grabbed silver medal ~photo courtesy of Cheesen Lim

一方、決勝には進めなかったが、2大会連続となる福島由紀・廣田彩花のほか、奈良岡功大大堀彩が銅メダルを手にした

このうち躍進を遂げたのが大堀。エースの山口茜が団体戦途中で負傷離脱した女子シングルスの個人戦で、世界ランク1ケタのタイ・ツーインとグレゴリア・マリスカ・トゥンジュンを続けて破りメダルという結果につなげられたのは、今シーズン残り、そして来シーズンへと続くワールドツアーを高いモチベーションを維持しながら走り抜けるためにも意義は大きい

なお、日本選手はアジア大会の女子シングルスでこれまで、◆金メダル3(1966年高木紀子、70年湯木博恵、98年米倉加奈子)◆銀メダル1(94年水井妃佐子)◆銅メダル6(1966年高橋とも子、74年湯木、78年近藤沙織、82年北田スミ子、2010年廣瀬栄理子、18年山口茜)――と、全種目を通じて最も結果を残してきている

決勝は、大堀を破ったチェン・ユーフェイが地元優勝を狙ったが、第1シードの韓国アン・セヨンの前に沈んだ

Aya made the semi-final ~photo courtesy of Cheesen Lim

もう一種目、日本勢の優勝記録が残っているのが女子ダブルス。福島・廣田は前回、初出場でいきなり銅メダルを獲得。今回も準々決勝で、これまで一度も勝ったことがなかった中国2番手ツェン・ユー/ツァン・シュウシエンから、接戦の末<24-22,17-21,23-21>に勝ち星を挙げ、メダルを確保した

ただ準決勝では、この激戦の疲労も残り、第2シードの韓国イ・ソヒ/ペク・ハナにストレート負け。メダルの色を変えることはできなかったが、5年前に続いて表彰台に立った

決勝は、団体戦の準決勝と決勝で振るわなかった第1シードの中国チェン・チンチェン/ジア・イーファンが強さを発揮し、第2シードのイ・ソヒ/ペク・ハナを退けて、この種目で中国ペアとして初となる大会2連覇を、高い期待とプレッシャーののしかかる自国で見事に達成してみせた

Yuki / Sayaka bagged Bronze ~photo courtesy of Cheesen Lim

アジア大会初出場の男子シングルス奈良岡は、万全とは言えない状態で大会に臨み、先だって行われた団体戦でも起用されない試合があった。個人戦はシードで2回戦までは組み合わせに恵まれたが、3回戦以降は厳しい相手が続く。それでも、インドのキダンビ・スリカンス、マレーシアのウン・ツェヨンを倒してベスト4に残った。ただ準決勝では、ホスト国中国のエース、シー・ユーチに力及ばず敗れ、自身最初のアジア大会を終えた

そのシー・ユーチを決勝で破り頂点に立ったのは、世界ランク中国2番手のリ・シーフォン。ジュニア時代から名の知られる、いわば「奈良岡世代」の1人は、3月全英オープンに次ぐメジャータイトル奪取で、世界選手権金メダルのクンラウット・ヴィティサン、同銀メダルを手にしているラクシャ・センそして奈良岡に負けない結果を残している

Kodai managed to get Bronze ~photo courtesy of Cheesen Lim

日本選手がメダルに絡めなかった男子ダブルスでは、シラグ・シェッティ/サトウィクサイラジ・ランキレディが優勝し、全種目通じてインドに史上初の金メダルをもたらした。今大会では、男子団体戦で銀メダル、男子シングルスではH.S,プラノイが銅メダルを獲得。◆2014年:女子団体(銅メダル)◆18年:プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(銀メダル)、サイナ・ネワル(銅メダル)――と先をいっていた女子を、男子が結果で上回った

一方、今大会では、古豪インドネシアが大会がスタートした1962年以来初めて、メダルなしに終わった

準決勝(6日)の結果

【男子シングルス】

H.S.プラノイ(インド、第5シード)<16-21,9-21>リ・シーフォン(中国、第6シード)

奈良岡功大(第2シード)<5-21,15-21>シー・ユーチ(中国、第4シード)

【女子シングルス】

アン・セヨン(韓国、第1シード)<21-10,21-13>ホー・ビンジャオ(中国、第4シード)

チェン・ユーフェイ(中国、第2シード)<18-21,21-10,21-8>大堀彩

【男子ダブルス】

ワン・チリン/リー・ヤン(台湾)<12-21,10-21>チェ・ソルギュ/キム・ウォンホ(韓国)

シラグ・シェッティ/サトウィクサイラジ・ランキレディ(インド、第2シード)<21-17,21-12>アーロン・チア/ソー・ウーイイク(マレーシア)

【女子ダブルス】

チェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国、第1シード)<16-21,21-9,21-12>キム・ソヨン/コン・ヒヨン(韓国、第3シード)

イ・ソヒ/ペク・ハナ (韓国、第2シード)<21-14,21-12>福島由紀・廣田彩花(第4シード)

【混合ダブルス】

ツェン・スウェイ/ホワン・ヤチオン(中国、第1シード)<13-21,21-15,21-16>ソ・スンジェ/チェ・ユジョン(韓国)

渡辺勇大・東野有紗 (第2シード)<11-21,22-20,21-17>フォン・イェンジュ―/ホワン・ドンピン(中国、第3シード)

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決勝(7日)の結果

【男子シングルス】シー・ユーチ(中国、第4シード)<21-23,13-21>リ・シーフォン(中国、第6シード)

【女子シングルス】アン・セヨン(韓国、第1シード)<21-18,17-21,21-7>チェン・ユーフェイ(中国、第2シード)

【男子ダブルス】シラグ・シェッティ/サトウィクサイラジ・ランキレディ(インド、第2シード)<21-18,21-16>チェ・ソルギュ/キム・ウォンホ(韓国)

【女子ダブルス】チェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国、第1シード)<21-18,21-17>イ・ソヒ/ペク・ハナ(韓国、第2シード)

【混合ダブルス】ツェン・スウェイ/ホワン・ヤチオン(中国、第1シード)<21-15,21-14>渡辺勇大・東野有紗(第2シード)

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◆各種目のメダリスト

【男子シングルス】

金メダル:リ・シーフォン(中国、第6シード)

銀メダル:シー・ユーチ(中国、第4シード)

銅メダル:奈良岡功大(第2シード)、H.S,プラノイ(インド、第5シード)

MS medalists ~photo courtesy of Cheesen Lim

【女子シングルス】

金メダル:アン・セヨン(韓国、第1シード)

銀メダル:チェン・ユーフェイ(中国、第2シード)

銅メダル:ホー・ビンジャオ(中国、第4シード)、大堀彩

WS medalists ~photo courtesy of Cheesen Lim

【男子ダブルス】

金メダル:シラグ・シェッティ/サトウィクサイラジ・ランキレディ(インド、第2シード)

銀メダル:チェ・ソルギュ/キム・ウォンホ(韓国)

銅メダル:アーロン・チア/ソー・ウーイイク(マレーシア)、ワン・チリン/リー・ヤン(台湾)

MD medalists ~photo courtesy of Cheesen Lim

【女子ダブルス】

金メダル:チェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国、第1シード)

銀メダル:イ・ソヒ/ペク・ハナ (韓国、第2シード)

銅メダル:キム・ソヨン/コン・ヒヨン(韓国、第3シード)、福島由紀・廣田彩花(第4シード)

WD medalists ~photo courtesy of Cheesen Lim

【混合ダブルス】

金メダル:ツェン・スウェイ/ホワン・ヤチオン(中国、第1シード)

銀メダル:渡辺勇大・東野有紗 (第2シード)

銅メダル:フォン・イェンジュ―/ホワン・ドンピン(中国、第3シード)、ソ・スンジェ/チェ・ユジョン(韓国)

XD medalists ~photo courtesy of Cheesen Lim

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