【PlaceToPlay】 Play in Singapore

シンガポールの愛好家の多くは、各地に点在するコミュニティーセンター(CC)もしくはスポーツ&レクレーションセンターでバドミントンを楽しんでいる。いずれも安価で利用できる公共施設で、さしずめ前者が公民館、後者が市民体育館といったところ とりわけシンガポール・スポーツ評議会(SSC)が管轄するスポーツ&レクレーションセンターは、市民の足であるMRTの駅ごとに合わせて20カ所あり、それらの中にほかの複数のスポーツ施設と一緒にバドミントンコートが併設されている 地元知人に連れて行ってもらったのはそのうちの1つ、南北線(North South Line)のChoa Chu Kang駅にほど近い「Choa Chu Kangスポーツコンプレックス」。正直なところ、行く前はしょせん公共施設とたかをくくっていたが、着いて見ると、入口から圧倒される立派なつくりで管理も十分行き届いており非常に驚かされた また、東南アジアのバドミントン施設ではまだまだ目にする機会が少ないAED(自動体外式除細動器)を配備。さらに更衣室に併設するトイレは、良好な衛生状況が保たれシンガポール環境当局のお墨付きを得ている。日本から見れば大したことではないかもしれないが、ほかの東南アジア諸国で清潔なトイレやシャワー室になかなか出会えない現状に照らすと、さすがはシンガポール!と言える

Young beats younger in Singapore Open Final

シンガポールオープン決勝、女子シングルスで今大会の第1シード、インドの20歳、サイナ・ネワル選手が、この日誕生日を迎え16歳になった台湾のタイ・ツーイン選手をストレート(21-18,21-15)で下し、優勝した ネワル選手は試合後、4歳年下のタイ選手の急躍進に驚いたとその実力を認めた上で、自身も含め、各国・地域で若い世代が台頭してきていると指摘した。また、かつてのような圧倒的強さを誇る中国選手はいないとして、体力とスタミナでは十分勝負できると今後の大会に向けての自信を示した。その上で「多くの選手は中国選手と対戦するとすぐにあきらめてしまう傾向があるように見受けられるが、私は決してそうではない」と強調した 一方で、今大会で活躍の目立ったインド選手を取り巻く国内の競技環境について、スポンサーなどから十分な支援を得られているのは自身を含め2人ぐらいしかおらず、全体として厳しい状況は依然変わっていないと説明した