Top seeded Chiharu/Nami into US Open final  

USオープン(SUPER300)は、13日までに各種目の準決勝を終え、志田千陽・松山奈未が日本勢で唯一、決勝に残った

Chiharu SHIDA / Nami MATSUYAMA @archives

志田・松山は世界ランク12位。今回の北米2連戦はともに第1シードで臨んだが、前週カナダオープン(SUPER100)では準々決勝で敗れ、ベスト4にも届かなかった。しかし今週は、順当に勝ち上がった

2月のスペインマスターズ(SUPER300)、3月のスイスオープン(SUPER300)に次ぐ今シーズン3度目の決勝進出で、昨年10月の台湾オープン(SUPER300)以来となるワールドツアー2勝目に王手をかけた

日本からはほかに、前週カナダオープン男子ダブルス準優勝の小野寺雅之・岡村洋輝、女子シングルスで峰歩美が準決勝に臨んだが、敗れ、ベスト4どまりとなった

このうち小野寺・岡村は、2014年世界選手権覇者の韓国コ・ソンヒョン/シン・ベクチョルから第1ゲームを21-19で先取、第2ゲームは17-19から逆転し20-19とマッチポイントを握る。しかし勝ち切れず、ファイナルゲームで力尽きた。ただ、「SUPER100」準優勝に続いて「SUPER300」ベスト4と、この2連戦、日本B代表の中で最も安定した結果を残した

峰は今シーズン初めて準決勝に進んだが、2回戦で第2シードの川上紗恵奈をストレート(21-19,21-11)で下した中国の19歳ワン・ジュ―イに、ストレート(14-21,11-21)で敗れた。ワン・ジュ―イはカナダオープン、USオープンといずれも予選エントリーながら、2週連続で決勝進出を果たした

日本選手以外では、前週のカナダオープン決勝でワン・ジュ―イを破ってワールドツアー2勝目を挙げた韓国3番手のアン・セヨン(17)が、準々決勝で同じ韓国の2番手キム・ガウン(21)に11-21,14-21で屈し、2週連続優勝ならず。キム・ガウンは準決勝で第1シード、カナダのミッシェル・リを退け、決勝に進んだ

また、新たなペアリングで個人戦3戦目に臨んだデンマークのベテラン、マシアス・ボー/マッズ・コンラド・ペターセンは、2回戦で韓国イ・ヨンデ/ユ・ヨンソンにストレート負けを喫し、6月スペインインターナショナルチャレンジ、7月カナダオープンに次ぐ、出場3大会連続優勝の機会を逃した

一方、勝ったイ・ヨンデ/ユ・ヨンソンは、準決勝で第2シードの台湾リー・ヤン/ワン・チリンと対戦。ファイナルゲーム、合わせて5つのマッチポイントをつかみながら、決め切れずに26-28で競り負けた。ただ、ペア再結成から3大会目にして、◆6月オーストラリアンオープン(1回戦負け)◆7月カナダオープン(2回戦負け)――の結果を上回り、初めてベスト4入り。徐々に調子を上げてきている

 

準決勝の結果

【男子シングルス】

リン・ユーシエン(台湾)<21-15,19-21,17-21>リン・チュンイ(台湾※予選勝ち上がり)

ソウラブ・ヴェルマ(インド)<9-21,18-21>タノンサク・センソンブーンスク(タイ)

【女子シングルス】

ミッシェル・リ(カナダ、第1シード)<16-21,8-21>キム・ガウン(韓国、第3シード)

峰歩美(第6シード)<14-21,11-21>ワン・ジューイ(中国※予選勝ち上がり)

【男子ダブルス】

コ・ソンヒョン/シン・ベクチョル(韓国、第6シード)<19-21,22-20,21-16>小野寺雅之・岡村洋輝

リー・ヤン/ワン・チリン(台湾、第2シード)<16-21,21-16,28-26>イ・ヨンデ/ユ・ヨンソン(韓国)

【女子ダブルス】

志田千陽・松山奈未(第1シード)<19-21,21-15,21-14>ツァン・シュウシエン/チェン・シャオフェイ(中国)

チョン・ギョンウン/ペク・ハナ(韓国、第5シード)<24-22,21-13>チェン・チヤ/リー・チーチェン(台湾)

【混合ダブルス】

ベン・レーン/ジェシカ・ピュー(イングランド、第3シード)<21-12,22-24,15-21>リー・ジェフエイ/シュー・ヤチン(台湾※予選勝ち上がり)

トム・ジケル/デルフィーヌ・ドルリュー(フランス、第4シード)<21-17,21-14>ヤン・ポシュアン/フ・リンファン(台湾)

 

決勝の対戦カード

【男子シングルス】タノンサク・センソンブーンスク(タイ)対リン・チュンイ(台湾※予選勝ち上がり)

【女子シングルス】キム・ガウン(韓国、第3シード)対ワン・ジューイ(中国※予選勝ち上がり)

【男子ダブルス】リー・ヤン/ワン・チリン(台湾、第2シード)対コ・ソンヒョン/シン・ベクチョル(韓国、第6シード)

【女子ダブルス】志田千陽・松山奈未(第1シード)対チョン・ギョンウン/ペク・ハナ(韓国、第5シード)

【混合ダブルス】トム・ジケル/デルフィーヌ・ドルリュー(フランス、第4シード)対リー・ジェフエイ/シュー・ヤチン(台湾※予選勝ち上がり)

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s