No loss in WD and XD, one survives in MD of Japan in opener 

HSBCワールドツアーのヨーロッパ2連戦、デンマークオープンに続いてフレンチオープンが23日、パリで開幕した。日本勢は女子ダブルスと混合ダブルスで全員、初戦突破を果たす一方、デンマークのファイナリスト、園田啓悟・嘉村健士が早々に姿を消すなど、男子ダブルス陣が苦戦している

Naoko FUKUMAN / Kurumi YONAO ~photo courtesy of jane Piyatat

女子ダブルスは、8つあるシード枠の半分を占める世界ランク1ケタの日本の4ペアが、危なげなく1回戦に勝利した。加えて、ノーシードの福万尚子・與猶くるみが、アジア大会を制した第3シードの中国チェン・チンチェン/ジア・イーファンを約2年半ぶりに破った

混合ダブルスでは、保木卓朗・永原和可那が、シニアの大会ではペアとして2大会目ながら、第5シードの中国ツァン・ナン/リ・インフェイから金星を挙げ、渡辺勇大・東野有紗とともに2回戦に進んだ

男子シングルスは、日本4番手の坂井一将が中国リン・ダンから初白星。2回戦で、今大会から第1シードに入った世界1位の桃田賢斗と激突する

なお、リン・ダンの1回戦負けは今シーズンここまで、◆マレーシアマスターズ(対イーサン・マウラナ・ムストファ)◆インドネシアマスターズ(対カンタポン・ワンチャロン)◆アジア選手権(対ワン・ツーウェイ)◆USオープン(対イ・ドンクン)◆インドネシアオープン(対H.S.プラノイ)◆中国オープン(対アンソニー・シニスカ・ギンティン)――に続き、7度目

女子シングルスでは山口茜と奥原希望のほか、厳しいドローもあり、中国オープン(対チェン・ユーフェイ)、韓国オープン(対ラッチャノク・インタノン)、デンマークオープン(対チェン・ユーフェイ)と1回戦負けが続いていた佐藤冴香が、ジャパンオープン以来4大会ぶりの初戦突破を果たした

男子ダブルスは、大会初日(23日)に1回戦を戦った園田・嘉村、金子祐樹・井上拓斗、小林勇吾・保木卓朗の3ペアが続けて敗退。2日目(24日)に試合のあった遠藤大由・渡辺勇大が唯一の勝ち残りとなった

フレンチオープンは、ヨーロッパ開催の大会としては、全英オープン、デンマークオープンに続く主要な位置付けにある。しかし今回、デンマークオープンには出場したヨーロッパの顔ともいえる主力2人、デンマークのビクター・アクセルセンとスペインのカロリナ・マリンがそれぞれ、右足首と左肩の故障を理由に出場を取りやめた

また、前週、デンマークオープンで決勝を戦った選手のうち、2日後に1回戦を組まれた男子シングルスの台湾チョウ・ティエンチェンと男子ダブルスの園田・嘉村が初戦敗退に終わった。これについては、今シーズン何度か指摘が上がっている、予選のない「SUPER750」以上の大会が2週以上続く際、前週、決勝(日曜)まで残った選手の翌週の1回戦は、1日目(火曜)ではなく2日目(水曜)に回すべきとする、試合数を多くこなす選手への配慮も求められる

日本選手1回戦の結果

【男子シングルス】

桃田賢斗(第1シード)<21-19,21-12>スー・ジェンハオ(台湾)

西本拳太<21-16,21-17>リュカ・コルヴェ(フランス※リザーブ繰り上がり)

シー・ユーチ(中国、第2シード)<21-14,21-16>常山幹太

リン・ダン(中国)<21-9,14-21,14-21>坂井一将

【女子シングルス】

山口茜(第2シード)<21-17,21-12>ミッシェル・リー(カナダ)

奥原希望(第8シード)<21-10,21-12>ベアトリス・コラレス(スペイン)

高橋沙也加<21-17,21-9>カースティ・ギルモア(スコットランド)

大堀彩<21-23,18-21>ガオ・ファンジエ(中国)

佐藤冴香<21-8,21-18>チュン・ガンイ(香港)

サイナ・ネワル(インド)<21-11,21-11>川上紗恵奈

【男子ダブルス】

園田啓悟・嘉村健士(第4シード)<22-20,19-21,16-21>リー・ヤン/リー・ジェフエイ(台湾)

金子祐樹・井上拓斗<21-13,19-21,18-21>ウラジミール・イワノフ/イワン・ソゾノフ(ロシア)

遠藤大由・渡辺勇大<21-10,21-17>ヤッコ・アレンズ/ルベン・ジル(オランダ)

ツォウ・ハオドン/ハン・チェンカイ(中国)<21-10,21-16>小林優吾・保木卓朗

【女子ダブルス】

福島由紀・廣田彩花(第1シード)<21-11,21-12>ホワン・ヤチオン/ホワン・ドンピン(中国)

高橋礼華・松友美佐紀(第2シード)<21-15,21-14>リー・メンイーン/チョウ・メイクアン(マレーシア)

永原和可那・松本麻佑(第5シード)<21-11,21-11>アンヌ・トラン/エミリー・ルフェル(フランス)

米元小春・田中志穂(第6シード)<21-15,21-17>イザベル・ハートリッヒ/リンダ・エフレル(ドイツ)

チェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国、第3シード)<18-21,15-21>福万尚子・與猶くるみ

【混合ダブルス】

渡辺勇大・東野有紗<21-15,21-13>リー・チュンヘイ/チャウ・ホイワー(香港)

ツァン・ナン/リ・インフェイ(中国、第5シード)<21-19,19-21,14-21>保木卓朗・永原和可那

日本選手2回戦の対戦カード

【男子シングルス】

桃田賢斗(第1シード)対坂井一将

ソン・ワンホ(韓国、第7シード)対西本拳太

【女子シングルス】

山口茜(第2シード)対ツァイ・ヤンヤン(中国)

奥原希望(第8シード)対サイナ・ネワル(インド)

チェン・ユーフェイ(中国、第4シード)対高橋沙也加

プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、第3シード)対佐藤冴香

【男子ダブルス】

マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、第1シード)対遠藤大由・渡辺勇大

【女子ダブルス】

福島由紀・廣田彩花(第1シード)対チャン・イエナ/チョン・ギョンウン(韓国)

高橋礼華・松友美佐紀(第2シード)対ツェン・ユ/リ・ウェンメイ(中国)

永原和可那・松本麻佑(第5シード)対ナズリカン・インチ/ベンギス・エルセティン(トルコ)

米元小春・田中志穂(第6シード)対サラ・チューセン/マイケン・フォーゴール(デンマーク)

福万尚子・與猶くるみ対スー・ヤチン/ウ・ティジュン(台湾)

【混合ダブルス】

渡辺勇大・東野有紗対ロビン・タベリング/シェリル・セイネン(オランダ)

マルビン・エミル・シーデル/リンダ・エフレル(ドイツ)対保木卓朗・永原和可那

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s