5大陸の団体選手権を終え、5月に開催される男女別の国・地域別対抗戦トマス・ユーバー杯への切符を自力でつかんだ、日本女子をはじめとする男女それぞれ12の国・地域が出揃った。残りは、公式には22日付世界ランキングを待って決まるが、チームランク上位を占めるアジア勢の優位は揺るがず、日本男子も含まれる

6日にスタートしたアジアを皮切りに、オセアニア、アフリカ、ヨーロッパ、パンアメリカと2週に渡って行われたトマス・ユーバー杯の大陸予選は、18日ですべて終了した
世界バドミントン連盟(BWF)のトマス・ユーバー杯規定に基づき、アジアとヨーロッパの男女ベスト4、オセアニア、パンアメリカ、アフリカの男女優勝チームが出場権を得た。これに、自動的に出場資格を得られる前回2016年中国・昆山大会のトマス杯優勝チーム<https://badpal.net/2016/05/23/last-day-of-tuc-europe-beats-asia-denmark-another-new-thomas-cup-champion/>とユーバー杯優勝チーム<https://badpal.net/2016/05/22/day-7-of-tuc-china-women-prove-still-better-than-others/>、それにホスト国タイを加え、この時点で、男女それぞれ16ある出場枠のうち12枠ずつが埋まった
残りの4枠づつは、すべての大陸予選の結果が反映される22日付更新の世界ランキングを基に決定される。ただ、世界の強豪がそろうアジアとほかの大陸に属するチーム間には元々大きなポイント差があり、自力での出場権獲得の機会を逸したアジア以外のチームがアジア勢を追い抜くのは不可能。前々週に大陸予選を終えたアジアの各チームは、前週ポイントが加算され今週は大きな変動がないことから、以下のようになる
◆トマス杯(出場16枠)
【前回覇者】デンマーク
【ホスト国】タイ
【アジアベスト4】インドネシア、中国、韓国、マレーシア
【ヨーロッパベスト4】(デンマーク)、イングランド(辞退)、ドイツ、フランス
【オセアニア優勝】オーストラリア
【パンアメリカ優勝】カナダ
【アフリカ優勝】アルジェリア
※自力で出場権を獲得した上記12チーム。これに、22日付の男子世界チームランキング(シングルス3人、ダブルス2ペアの合計ポイント)に基づき以下4チームを追加
【デンマーク重複で空いたヨーロッパ1枠(=ベスト4除く最上位)】ロシア
【出場権自力獲得チームを除く世界ランキング上位3チーム】台湾、日本、インド(※この順番は、アジア団体選手権のシード順を決めた1月11日時点から変わらず)
【出場辞退に伴う繰り上げ】香港(※3月20日付BWF発表)
◆ユーバー杯(出場16枠)
【前回覇者】中国
【ホスト国】タイ
【アジアベスト4】日本、(中国)、韓国、インドネシア
【ヨーロッパベスト4】デンマーク、ドイツ、ロシア、スペイン(辞退)
【オセアニア優勝】オーストラリア
【パンアメリカ優勝】カナダ
【アフリカ優勝】モーリシャス
※自力で出場権を獲得した上記12チーム。これに、22日付の女子世界チームランキング(シングルス3人、ダブルス2ペアの合計ポイント)に基づき以下4チームを追加
【中国重複で空いたアジア1枠(=ベスト4除く最上位)】台湾
【出場権自力獲得チームを除く世界ランキング上位3チーム】インド、マレーシア、香港
【出場辞退に伴う繰り上げ】フランス(※3月20日付BWF発表)
世界バドミントン連盟は、出場資格を得た全チームに対し、3月15日を期限として出場の意思確認を行い、必要があれば繰り上げなどの調整を加えて実際に出場するチームを決める。その後、男女それぞれ4チームずつに分かれて総当たり戦を行う一次リーグの組み分け抽選会を、試合会場となるタイ・バンコクで同22日に実施する予定だ