【Preview】High expectations of Yuta/Kenya’s success in Asia Junior

AsiaJr.MD
Yuta and Kenya aim at Japan’s first MD title in Asia Junior @archives

U19(19歳未満)を対象にしたアジアジュニア選手権が28日から7月5日まで、タイ・バンコクで開催される。日本はこの大会、◆2012年韓国・金泉大会で男女混合団体と男子シングルス(桃田賢斗)◆13年マレーシア・コタキナバル大会で女子シングルス(大堀彩)◆14年台湾・台北大会で女子シングルス(山口茜)――と、3年連続で金メダルを獲得してきた。今年はとりわけ、男子ダブルスにその期待がかかる。あすの開幕を前に、BadPaL が団体戦、個人戦をそれぞれ展望する

AsiaJr.2014
Japan got Gold 2012, then Bronze 2013 and 2014 in Asia Junior Mixed Team @archives

大会前半に行われるのが、日本代表(シニア)チームが史上初めて銀メダルを獲得した5月のスディルマン杯と同じ形式の男女混合団体戦

優勝候補筆頭は、男女シングルスにリン・グェイプ選手(14年世界ジュニア優勝・ユース五輪準優勝)と、、ホー・ビンジャオ選手(14年世界ジュニア準優勝・ユース五輪優勝)の2枚看板。さらに、男子ダブルスにツェン・シウェイ選手(14年アジアジュニア優勝)、女子ダブルスと混合ダブルスにチェン・チンチェン選手(14年世界ジュニア・アジアジュニアともに2冠)と、国際舞台での経験、実績ともに申し分のないメンバーをそろえた中国。12年、韓国で行われたアジアジュニア決勝で日本に敗れて以降、見事にチームを立て直し、今年3連覇を狙う

日本は今回、ここ数年、チームのけん引役を務めた桃田賢斗、奥原希望、山口茜のような絶対的なポイントゲッターが不在ながら、総合力で12年金、13年銅、14年銅と続いてきているメダル獲得の継続を目指す

男女混合団体戦はまず、参加18チームをA~Dの4組に分けて一次リーグを実施。各組で総当たり戦を行い、上位2チームずつ、合わせて8チームが決勝トーナメント(準々決勝)に進む。日本は抽選の結果、タイ、ネパール、ベトナム、モンゴルとともにB組に入った

一方、7月1日から始まる個人戦5種目の中で、優勝の期待が最も高いのは男子ダブルス。今年の日本選手団でエース的役割担う渡辺勇大・三橋健也組(ともに高校3年)が最後の出場となるアジアジュニアで、昨年手にした銅メダルより良い色のメダルを狙う。渡辺・三橋組は3月に行われたU19日本代表の欧州遠征に参加し、オランダジュニアインターナショナルで優勝、ドイツジュニアインターナショナルでベスト4という成績を残している。日本からはほかに、小川桂汰森岡秀斗組(ともに高校3年)、酒井健登・渡邉航貴組(高校3年・2年)がエントリー。なお、日本選手はこれまで、アジアジュニアのダブルス種目でタイトル獲得の実績はない

女子シングルスは、2012年奥原希望選手(銀メダル)、13年大堀彩選手(金メダル)、14年山口茜選手(金メダル)と、日本が3年連続でファイナリストを輩出している種目だが、今年は、4月のチャイナマスターズグランプリ(GP)ゴールドをはじめ既にシニアの大会でも優勝している中国ホー・ビンジャオ選手の優位は動かない。ただ、3月のオランダジュニアインターナショナルを制した後、5月にはニュージーランドオープングランプリ(GP)ゴールド決勝でそのホー選手を破ってシニア大会初優勝を成し遂げた川上紗恵奈選手(高校3年)、さらに14年世界ジュニアベスト8の仁平菜月選手(高校2年)が、番狂わせを演じる可能性は十分ある。ほかに荒木萌恵選手(高校3年)と齋藤栞選手(高校3年)が出場する

06年に田児賢一選手、12年に桃田賢斗選手が優勝している男子シングルス。昨年は常山幹太選手が決勝に進むも、ユース五輪金メダルの中国シー・ユーチ選手にフルゲームの末に敗れ、惜しくも準優勝に終わった。今回は渡辺勇大、三橋健也、小倉由嵩、小川桂汰のいずれも高校3年の4人が、日本選手による2年連続決勝進出、さらに3年ぶりのタイトル奪取に挑む。優勝候補は、14年世界ジュニアチャンピオンの中国リン・グェイプ選手。また、出場機会こそなかったものの、リー・チョンウェイ選手とともにスディルマン杯男子シングルスのメンバーに大抜擢されたマレーシアのチーム・ジュンウェイ選手もあなどれない

女子ダブルスに日本は、志田千陽・松山奈未(高校3年・2年)、髙畑祐紀子・小野菜保(ともに高校3年)、斉藤ひかり・曽根夏姫(ともに高校2年)の3組を送り込む。3月のオランダジュニアインターナショナルで優勝した志田・松山組の上位進出に期待がかかるが、同じ山には第1シードのインドネシアペア。さらに順当にいけば準決勝で、4月の大阪インターナショナルチャレンジを制した中国の強豪チェン・チンチェン選手とジア・イーファン選手のペアにぶつかる。日本勢は、昨年、川島里羅・尾崎沙織組が獲得した銅メダルまで何とか手を届かせたい

混合ダブルスは、シニアの大会で既に3勝(GPゴールド2勝、インターナショナルチャレンジ1勝)を挙げている中国ツェン・シウェイ/チェン・チンチェン組が実力、実績ともに飛び抜けている。日本からは、森岡秀斗・志田千陽(ともに高校3年)、 酒井健登・斉藤ひかり(ともに高校3年)、小野寺雅之・曽根夏姫(ともに高校2年)、渡邉航貴・松山奈未(ともに高校2年)の4組。なお、渡辺勇大選手と組んでドイツジュニアインターナショナルの混合ダブルスで優勝した志田選手は、パートナーを森岡選手に代えて挑戦する

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